特発性過眠症と猫と

特発性過眠症と診断された筆者の病気の経緯と、一緒に暮らしている2匹の猫との暮らしの日記。終わりたいけれど、生きなくては、とも思う心の不安定な様を不定期更新しています。

杏林大学病院 睡眠障害専門科 初めての入院 vol.1|特発性過眠症と猫と

夕方に入ればいいというので、午前中仕事をして、急いで家に帰り猫を病院兼ホテルに預ける。

猫にとっては初めての一泊のお留守番。仕事に出てもその日には帰っていたから、もしかして寂しがるかなあ・・・

心配だけど優しそうな先生とスタッフさんがいてくれるからきっと大丈夫!と言い聞かせて、バスに乗って杏林大学病院へ。

 

バスで寝過ごしてしまって慌てて引き返し、なんとか間に合ってヒヤヒヤ・・・

入院手続きをしてお部屋まで案内してもらって、あっという間に夕ご飯になった。

・・・・・正直なところあまり美味しくない、というか、わたしの好みではなかった・・・仕方ないか。

食事が終わって歯磨きやなんか、寝る支度をして、でもわたしはこのまま寝るわけにはいかない。

睡眠ポリグラフとはこういうものらしい。

 

終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査 一泊二日で、夜間の睡眠を測定する。入眠潜時、睡眠の深さと質、睡眠中断を引き起こす症状(睡眠時無呼吸症状、むずむず脚症状、不随意運動(手脚の瞬間的けいれん)など)の有無などを測定する。

 

検査部位   脳波  呼吸  四肢の運動  あごの運動  眼球運動  心電図  酸素飽和度  胸壁の運動  腹壁の運動  体位、 体動 血圧

 

 http://p.tl/rBh7   (wikipedia.睡眠ポリグラフ検査)

 

間もなく上記の検査を行うべく、電極を取り付ける技師の方が部屋にやってきた。

頭、鼻の下、あご、足、様々なところにどんどんと電極がつけられていく。

電極をつけては信号が送れているかを技師の方が、別室に行って調べたり、そんなことを1時間余り繰り返して、わたしの背後にはかなりの数のコードが身体のあちらこちらから集まり、ずっしりと重いくらいになっており、これで眠れというのか・・・・と不安になった。

電極の取り付けは終わったらしく、技師の方は小さく、ok!とつぶやき、おもむろにわたしの頭に筒状のネットをかぶせてきた。

え?覆面?!

 

無数のコードたちは後ろに一括りにまとめられ、覆面ネットは?と思っていると

かぶせられたネットは顔の正面にはさみを入れられて、顔だけ出るように切り開かれた。

ああ、コードを固定したりする為で、理由はあるのね。

 

しかし!!  今のこの惨めな姿。

記念に写真を撮って欲しいな、でも一時間も取り付けにかかってそんなこと頼めないよなあ・・・なんて考えていると、もう寝てくださいね、と言われてしまった。

多分、いや、絶対面白いビジュアルなのに!!!惜しいことで、今も悔やまれる。

 

しかし、こんな状態で眠れと、背面すごく重いし、寝返りとかうったら電極はずれそうだし・・・

 

それでも何とか眠りに落ち、あっという間に朝を迎えた。