特発性過眠症と猫と

特発性過眠症と診断された筆者の病気の経緯と、一緒に暮らしている2匹の猫との暮らしの日記。終わりたいけれど、生きなくては、とも思う心の不安定な様を不定期更新しています。

終夜睡眠ポリソムノグラフィ検査の結果 ナルコレプシーか特発性過眠症か|特発性過眠症と猫と

 一泊二日の検査入院を終え、いよいよ結果発表の日。

 

Dr.は

特発性過眠症ですね』

と言った。

 

終夜睡眠ポリソムノグラフィ検査結果の用紙を見ながらDr.から説明を受ける。

 

この検査でわかることは、大まかにいうと

・レム睡眠:脳は起きているが身体が眠っている、夢を見る状態 とノンレム睡眠:脳           が寝ている深い眠り、夢は見ない 状態のバランス

・仰向け、横向き、うつ伏せ、などの体位のバランス

・いびきの割合

・無呼吸の割合

・足の動き(むずむず脚症候群か否か)

 など。

 

自分の結果は

*就寝 20時10分 から起床 7時までの間、一度もノンレム睡眠が無い(初めての場所   で眠るという環境だということを考慮してもおかしい)

*いびきは少々

*無呼吸はあるが、治療を要する程ではない

*足の動きは普通

 

長時間睡眠が可能な記録である。深睡眠の出現しない要因として投薬内容を吟味する必要があると考える。

 と、締めくくられている。

朝目覚めた時に、常に5つ以上は見た夢を覚えていることはざらだったが、ノンレム睡眠がない、もしくは自宅で寝た場合、ノンレム睡眠が少ないということが原因だったのか。と納得した。

ただ、ナルコレプシーでの睡眠発作は主にレム睡眠が多く、 特発性過眠症 ではノンレム睡眠が多くを占めている、といった情報もあり、レム睡眠ばかりで特発性過眠症と診断されたわたしは混乱したのだが、これは発作のことで、寝ようと思ってとる睡眠のことではないのかもしれないと結論づけた。自覚症状としては特発性過眠症そのものだから。

 

無呼吸の時がある、というのも少々ショックだった。無呼吸とは体格の良い人がなるものだとばかり思っていて、自分は体格が貧相なので、無呼吸症候群は無縁だと思っていたからだ。今のところ治療は必要ないということだが心配事の1つになってしまった。

 

だが、わたしの困った症状に名前が付いた。

 

特発性過眠症

 

特発性とは、原因が判明していないことを指す言葉であり、特発性過眠症の原因は判明していない。人口10万人に2~5人と推計されて、この数は、ナルコレプシーの10分の1ほど。病気の原因やメカニズムがまだよく分かっていないため、治療は対症療法。

 

この日は

ベタナミン10mg  分2 朝昼各2錠ずつ服用

テトラミド10mg  分1 就寝前服用

エビリファイ3mg  不安時頓服1回2錠

デパス1mg     不安時頓服1回1錠

が処方された。

 

 

いよいよ戦いが始まった。