特発性過眠症と猫と

特発性過眠症と診断された筆者の病気の経緯と、一緒に暮らしている2匹の猫との暮らしの日記。終わりたいけれど、生きなくては、とも思う心の不安定な様を不定期更新しています。

特発性過眠症もナルコレプシーも自動症に苦しむ|特発性過眠症と猫と

この頃から仕事中にとても厄介な症状に悩まされ始めた。

 

伝票などを書いていて、書き終わったものを見るとミミズがのたくった様な、文字とは言えない文字の様なものが書いてあって、10回書き直しても同じ様なものが10枚積まれるばかりで一向に進まない。

 

ちゃんと覚醒している時はそんな事にならないのだが、薬を飲んでもすっきり覚醒しない時はこんな様な事がしょっちゅう起きて、周囲に迷惑をかけていた。

 

調べてみるとこういう症状は

『自動症』

というらしい。

 

脳の中の、眠らせる脳の働きが強くなりすぎて、日中に強い眠気に襲われるのだが、

命令が出ているのに、寝てはいけない、寝ない、と頑張って起きていようとすると

夢遊病の様な状態になり、寝ながら何かをしてしまうという事らしい。何もまともには

出来ないのだが・・・

 

この自動症にはかなり泣かされたし、悩まされた。

しかし、自分の力ではどうにもならない。頑張れば頑張る程、酷い目に遭う。

 

ぐったりして、家に帰り夕食を作る。

そして食べながら寝てしまい、おかずを何度も床に落としその度に目が覚める。

何とか食べ終わると、食器を流しに持っていく前に、そのまま座った状態で、

眠ってしまう。机に頭をぶつけたり、転げて床に顔から落ちたりして、その時は目が開くのだが、又そのまま眠りに落ち、夜中の2時頃にはっと目が覚めたりする日が続く。

あー・・・またかぁ・・・と憂鬱な気分で食事の後片付けをし、シャワーを浴びて、又

床で眠る。

 

こんな生活、いつまで続くのだろう、と思いながら。