特発性過眠症と猫と

特発性過眠症と診断された筆者の病気の経緯と、一緒に暮らしている2匹の猫との暮らしの日記。終わりたいけれど、生きなくては、とも思う心の不安定な様を不定期更新しています。

ベタナミンとリタリン 朝の恐怖 |特発性過眠症と猫と

床で、体中痛くして眠っても、朝思う様に起きれない時が多くなってきて、
何度か午前中の仕事に遅刻し,すっかり朝が恐怖になってしまっていた。

この頃は、日中の眠気はベタナミンリタリンで何とかおさえる事が出来ているので、
夜にもベタナミンリタリンを飲んで徹夜をする事が多くなってきていた。

朝の苦しみからの解放だ。

眠らなければ朝、苦労して起きる必要はないし、遅刻もしない。

普通は平日に出来ない事を休日にするのだと思うが
わたしの場合、休日を眠って終わらせてしまうので
やりたいこと、やらねばならない事がなかなか片付かない。

休日の前日には床ではなく布団に眠る事が許されるからだ。

休日にも頑張って目を開けて、ベタナミンリタリンを服用すれば良いのだが、
休日には甘えも出るのだろう、平日より、より一層目が開かない。

一瞬目が開いても、前日に、週末はこれをするんだ!と決めた事も、
食事も、のどの渇きも、全ての事がどうでもよくなって、又眠ってしまう。

よって薬も飲めない。


だからやらなくてはならないことは、平日に徹夜してやってしまおうと思いついたのだ。
思いついたというより、必然なのだろう。
何もしなければ、この狭い部屋はあっという間に足の踏み場もなくなり
ゴミ部屋になってしまう。

それだけは避けたいと思う。

夜、早めにベタナミンリタリンを飲めば片付けものなどはだいたい解決する。

薬は余らせているわけではないのだが、休日には飲めないことが多いので、それを利用している。
徹夜の夜、どうしても眠い時、明け方、出勤前にも服用する必要があるので処方量より多く服用しているのだが、仕方が無い。


しかし、これでは治療にならない。

毎日、8時間以上の良質な睡眠時間を
確保するのが治療の最低限のルールなのだ。
わかってはいるのだが、それ以上に、起きられない朝が怖い。


そして、いくら薬があっても、徹夜は毎日出来るものでもない。
必ずしわよせがくる。

稀にテンションが高まって、2日続けて徹夜をする時もあるが
そういう時は寝ぼけているのか、または幻聴か幻覚か、
部屋にいるはずもない人と会話をしたりしている。

そうして徹夜明けの日の夜は玄関で靴も脱がずに
倒れて眠ったり、何とか部屋にあがっても
座ったまま眠ったり、、、

治療に非協力的な
自暴自棄なことばかりしている。

でも、こんな日々を送っていたからか、薬の副作用か
どうにも形容し難い、強い不安感を感じる様になってきたのである。