特発性過眠症と猫と

特発性過眠症と診断された筆者の病気の経緯と、一緒に暮らしている2匹の猫との暮らしの日記。終わりたいけれど、生きなくては、とも思う心の不安定な様を不定期更新しています。

特発性過眠症に戦いを挑んでみた!|特発性過眠症と猫と

午前中の仕事を辞めた。

真剣に特発性過眠症の治療に取り組みたい。

それだけの気持ちだった。

単純に、収入が少なくなるので、生活が苦しくなるとは
予想がついたが、少しの間休むだけで、あとは何とかしよう、
そんな気持ちであった。

辞めないで!と言ってもらえた職場であったので、
その上で辞めるということは、とても贅沢な選択だったのだと思う。

しかし、その時、辞めるという以外の選択はわたしにはなかった。


そして、こうなる可能性が高いから注意してね、という忠告が
あったにもかかわらず、やはり、案の定・・・

たとえ仕事が午後からであっても、午前中に起きよう、
午前中に起きたなら、今迄やりたくても出来なかった事をしよう。

そんな風に考えていたのだが、現実は甘くはなく
午後の仕事にすらギリギリの時間に目覚める、という日々を
送る様になった。

午後の仕事では、目覚めてから、ベタナミンリタリンを服用し、
夜まで起きている、という事が、最近ではほぼ完璧に近いくらい
可能になっていたので、夜に残業するのは苦ではなくなっていて、
むしろ、一旦目覚めたのであればこれからは起きていられる、
そんな状態になっていた。

しかし、休日となれば、以前と同じ様な、あり得ないほどの睡眠時間を、
とらねばならなかった。

以前と全く変わらずに。

友人からの、夕方からの ”すぐ近くにいるのでお茶でもしませんか” 
とのお誘いも、全く正面から受けれらなくて、本当に情けなかった。


しかし、治療を真剣に実行する事によって、
わかってきた事があった。

あのまま無謀な日々を送っていたらわからなかった事である。