特発性過眠症と猫と

特発性過眠症と診断された筆者の病気の経緯と、一緒に暮らしている2匹の猫との暮らしの日記。終わりたいけれど、生きなくては、とも思う心の不安定な様を不定期更新しています。

ベタナミンとリタリン服用の再開から3週間|特発性過眠症と猫と

ベタナミンの量を、自身の判断で、処方の錠数より少なめにして
リスタートをした。

いけるような気がしていた。

だが2週間続けたところで、処方通りの量に戻した。

やはりダメであった。

朝、薬を飲んだのに、昼前には眠くてどうしようもなくなってくる。

昼も薬を飲んでも、眠気はおさまらない。
うっかりと昼寝、夕寝、もしくは
夕飯を食べ終わった夜、その場で眠りに落ちてしまったりするのだ。

幸い頭痛はあまり起きていないけれど
眠くて、無気力で、薬を増量したい・・などと考えたりする。

眠いときは、今のところ処方量以上の薬は飲まないようにし
(余っているけれど)、プラス薬ではなく、まずは、腹筋・
スクワット・ストレッチなどの運動をして、目を覚ますようにしている。

だが効果のほどは今ひとつだ。

そして、動けないほどではないけれど、まだ気分はうつ気味で
物事がうまくはかどらない。

特に曇りや雨の日は、どうにも何もはかどらないので
初めから諦めて無理に頑張りすぎないで、
昼寝なり、早寝するなりを自分に許している。

明日があるかわからないけれど、
もしあるならば、今日の分は明日頑張ろう。と。

そんなことを悠長に言っていられる立場にはいないのだが、
自分が壊れてしまうほどの無理をするのは意味のないことだ。


ただ、努力はしなくてはならない。



薬を飲んでも、どうしても無気力な時、
やらなければならない事、やりたい事を懸命に
頭の中で探す。

見つかればそれを大事に大事に、掴める位の大きさまで
少しづつ肉付けをしていく。

例えば

”植木に水をあげなくては。
 せっかくぐんぐんと大きくなったキャットニップ、
(猫の大好きなハーブで乾燥させて、おもちゃを作るときに使う)
 枯らしてしまうのはあまりに残念。
 あの丈になるまで何ヶ月かかったか・・・!”

とか、

”昨日買ったアサリ、砂抜きしないと・・
 既に安く売っていた物だから、腐るかもしれないな。
 貧乏なくせに食材を無駄にするなど・・”

とか、

”せっかく仕上げた応募書類、ポストに出しに行かなきゃ ”


”この前買った可愛い生地でスカートを作ろうかな。
 どんなデザインがいいかな・・”

”お腹がすいたな・・起きたら目玉焼きを作ろうか、
 それともあんかけうどんにしようか・・”


ほんの些細なことでも具体的に想像していくと

”よし、やるか!”

と心が決まる瞬間がある。



もちろん失敗するときも沢山ある。

抑うつの時は、植物が枯れようが、アサリが腐ろうが関係ない。
どうでもいいのだ。
全てがどうでもよくなってしまうわけだから。

でも前に進むためには努力を怠ってはならない。

ずるずると何もしない、寝ていたい気持ちにすがっていては
ダメ人間になってゆくのを肯定していることになる。



などと、偉そうに書いているが
やはり私はどうしようもなく体たらくで
思いつくまま、やりたいことだけをやって
疲れたとか言いながら、睡眠を貪る。

社会生活不適合者。



負の気持ちは、人へ、物へ、と空気感染していく。

負の気持ちが強いほど周囲に与える影響も強い。

病院に行くと、行く前より具合が悪くなってしまう人、
愚痴ばかり聞かされる日常では
知らないうちに負のエネルギーを
背負ってしまっているのではないかと思う。

わたしも負のエネルギーを振りまいているのだろうな・・
振りまいても自分は楽になるわけではない。

それがわかっているのだから、
負の気持ちを溜め込むのは止めたいとは思う。

先日の診察日、無気力と眠気をDr.に相談したのだが

”このまま様子を見ましょう”

と言われただけだった。

薬に頼るのはダメなのだろうか・・・