特発性過眠症と猫と

特発性過眠症と診断された筆者の病気の経緯と、一緒に暮らしている2匹の猫との暮らしの日記。終わりたいけれど、生きなくては、とも思う心の不安定な様を不定期更新しています。

そうそう上手くはいかないものだ。エビリファイの効果に期待|特発性過眠症と猫と

籠の中のこぶーちゃん

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お母さんのお手製ベッドですやすや眠るちこ

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もうすぐ8月になる。

25歳を越したあたりから、時の過ぎるのが早くなったように思う。

そして、今現在はというと、かつてないスピードで時が流れていっている。

まあ、時間の進み方は今も昔も変わりないはずだから、

それが感じ方なのはわかっているが、

ならばそう感じる原因があるはずで、それはなんなのだろう?


充実しているから?忙しくて自分の時間がないから?

気持ちにゆとりがないから?何も考えずぼんやりしているから?


どれも当てはまる気がするが、残念ながらそう!それ!という感じはない。
原因がわかればもっとゆったりできるんじゃないかなあと思うのだが、

世の中の人たちはどの様に対策しているのだろう。知りたい。



前回の記事で、最近は特発性過眠症の症状に悩まされていることは僅かだと書いたのだが、

それから間もなく事情が変わった。


体調などとはそんなものだ。



それまで何とか順調に起きていたのだが、午前中の眠気がひどくなり起床が困難だ。

今は大音量のベル音の目覚まし時計を使っているのだが、

まあ、ベル音の目覚ましの音は、普通の人ならびっくりして飛び起きる様な音だ。


それが全く聞こえない。

夜、明日のセットをする時に目覚ましを止めていなかった事に気づくのだ。

それでも同時に、10分おきに2時間の間、喧しく執拗に鳴るiPhoneのアラームと

猫のちこの頭突きでなんとか寝床から出ることができている。
勿論寝床から出ただけで覚醒はしていない。


朦朧とした頭で機械のように朝の支度をし、仕事へ出掛ける。

バスや電車では立ったまま眠り、無事に勤務先に着くと、

いよいよ覚醒しなくてはやばい!とベタナミンを1錠追加服用する。

それでも午前中は仕事の手が遅くなる。
このままでは近いうち仕事でミスをするに違いない。
それが今、1番怖い。

先日は診察日であったので、そのことをDr.に相談した。

” あら、それは困りましたねえ
でもこれ以上薬を増やすのはあれなので、、、
エビリファイを寝る前に飲んでみますか?これで改善している人もいます。"

と言う。


要するに夜の眠りを浅くするということだ。

眠剤を飲みながら眠りを浅くする薬を飲む?何だかおかしい。と思ったが

方法は他になさそうだし、やってみるしかないだろう。
何なら眠剤は飲まなくても眠れるし、併せて控えてみようか?
などと考えていた。

しかし、そもそもエビリファイは気持ちを落ち着けるために処方されることが多い薬で、

それを私の場合は覚醒に使用されている。

そのような作用もあるのだろうか、、と疑問に思ったので薬局に行った時に薬剤師に聞いてみた。

薬剤師は

” おっしゃる通り気持ちを落ち着けるように出されることの多い薬ですが、

 少量の場合は、脳を刺激し覚醒させる作用もあるようです。

 睡眠外来の方はそういう使い方をされている方が多いですよ。

 先生は色々な臨床データをお持ちですから、

 そういったデータに基づいて処方されているのだと思います。”

とのことだった。
ふーん、そうなんだ。薬もなかなか奥深い。



眠りを浅くすると疲れが取れないのではと少し不安だがやってみるしかない。

朝は楽に起きれるに越したことはないのだから。

梅雨明けもしたことだし、雨で起きられないこともなくなるだろう。

夜もなるべく早く寝て睡眠時間を確保するようにしよう。
でも早寝するとなると、平日は本当に仕事しかしないということになってしまう。

生きていくためには仕方のないことだが、少し虚しい気持ちも。