特発性過眠症と猫と

特発性過眠症と診断された筆者の病気の経緯と、一緒に暮らしている2匹の猫との暮らしの日記。終わりたいけれど、生きなくては、とも思う心の不安定な様を不定期更新しています。

また逢えたね。トリアゾラム|特発性過眠症と猫と

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DR.都合で9月は9日土曜日が診察日となった。

先月受診してからまださほど経っていない。、薬も不足なものはない、

 

前日、仕事の送別式があり普段は会うことのない人達大勢との飲み会であった。

特にセーブしたつもりはない。飲み放題なはずなのにお酒が不足していた。

 

でもそのおかげで、ほぼ素面のまま帰宅できた。

しかし帰宅は遅く、次の日はやはり目覚ましに気づいたのがスヌーズでなった9時過ぎだった。

11時の予約にはすぐ出ればギリギリで間に合うかもしれないが、

図々しくなっているわたしは軽く朝食をとった。

12時までに着ければいい。

予約時間に遅れても診てもらえるから

 

2時間経ち.呼ばれたのは1番最後で、途中に組み入れてもらうことは出来なかったらしい。

患者はもう誰もいない。

遅れてきたわたしが悪いのだから仕方ないね、

 

目覚ましの聞こえない朝が度々あり、夜の眠剤が怖くて飲めない

と伝える

処方を見直しながらDR.はエビリファイを入れましょう。あ、もう出てるか。

じゃあね、量を減らしましょう。少ない量の方が覚醒には効果がある薬なので ”

 

エビリファイOD 3mgからエビリファイ1mg 2Tに変更になった。

1 Tと2T両方試してみてね

と言った

眠剤は今も長く作用するタイプではないと思いますけれどもっと短いの、ありませんか”

レンドルミンは短い方よ。

あ、残るってことか”

 

”目覚ましが聞こえないとか、効きすぎているのかなと思いまして”

ハルシオンマイスリーがもっと短いから変えてみましょう”

 

マイスリーは好きじゃない。

 

でも、トリアゾラムは多くの精神科医が処方を渋る薬だ。このDR.はどちらを処方するか?

 

ためらいもなくDR.はハルシオン、とPCに入力した。

レンドルミンmgからハルシオンmgに変更になった。

10年程前か、不眠症であった時に、ハルシオンはずっと飲んでいて、

わたしには合っていたのか本当に超短期作用型で朝に残るということがなかった。

但し服用していつまでも起きていると、健忘はする。

   

ベンゾジアゼピン系は耐性も出来るし依存率が高い。

そして悪名高きハルシオンは医師がなかなか処方したがらない薬だが、

DR.はあっさり処方した。

ハルシオンは永いこと良き戦友で、信頼し頼っていた。

もちろん耐性は出来て、不眠の時は他に2種類の眠剤を合計3剤併用していた。

なんだか、古い友人に会えた様で、ちょっぴり嬉しかった。

 

レンドルミンは眠れなかった時期には、

ちっとも効き目がなくわたしは自分の中でヘッポコと呼んでいて、

処方されそうになると嫌だ、と言って処方させなかった。

今は服用すればぐっすり眠れる。

翌朝健忘したりフラフラしたりなど残ることもない。

ただ寝すぎてしまう。眠剤のせいかはわからない。

 

この晩は、また会えたね、とハルシオンを禁止されている2T服用して寝た。

耐性があるので1Tでは不安だし、起きるのが遅くなっても翌日は日曜だ。

 

しかし、翌日曜は明け方3時に目が覚めた。

すっきりと。久々にすっきりと目が自然に開いたのだ。

本当は就寝前の薬としては

トフラニール10mg 1T

ガパペン200mg 1T

ロナセン2mg 1T

リボトリール0.25mg 1T

エビリファイ1mg 1Tor2T

デパス0.5mg 1T

桂枝加黄耆湯 1包

ハルシオン0.25mg 1T

の服用だ。あとは夕方にストラテラカプセル25mg 1C。

 

この夜はハルシオンエビリファイしか服用しなかった。

薬が良かったのか体調の波が起きられる波なのかわからないが、起きられたことは嬉しく、家事をしたり仕事の勉強をしたり、ゆっくりと充実した1日を送れた。

 

それからは、毎晩ハルシオンを。とはならず。

やはり寝坊が怖い。

2230に寝床に入れない日は、眠剤は服用しない。

ハルシオンは大丈夫という気持ちはあるが、

念のためというか、眠れなかったあの時期とは身体が違う。

あの時期は、仮にわたしのお酒にハルシオンを盛る人がいたとしても

わたしは眠らない。そんな人はいなかったが、ハルシオンでは寝ない自信があった。

眠れなくても、なぜか離せなかった眠剤

今また思いがけず逢えた。

わたしの夜通し放映されるの血みどろの夢たちを忘れさせて。

何もかも忘れて目覚めさせて。

 

でも、眠りが怖い。

生きていて目覚めないことが怖い。

 

どうしても覚醒用の薬だけを服用してしまう悪循環。

起きられることが全て。

起きることができればそれでいい。

 

でも今が良ければそれでいいという刹那的な考えは

間違っているのではないかという思いもある。

 

ならばどうしたら。

 

生きる時間は「今」しかない。

 

それで壊れてしまう身体なら、崩壊してから考えよう。