特発性過眠症と猫と

特発性過眠症と診断された筆者の病気の経緯と、一緒に暮らしている2匹の猫との暮らしの日記。終わりたいけれど、生きなくては、とも思う心の不安定な様を不定期更新しています。

診察日 新たな試み 催眠療法|特発性過眠症と猫と

強い不安感は治まった訳ではないのだが、安定剤を増やしてもらったので
しばらく様子を見ていた。

際立った変化はない。不安感は相変わらず健在。

特発性過眠症の症状には ”活力の欠乏” もあって、不安且つ無気力、
そんな状態だ。

相変わらず朝は恐怖で、床に寝て数時間置きに目が覚めて時計を見る。

あ、まだ2時・・・
あ、まだ4時・・・
・・5時・・・・・・・もうすぐ起きなきゃ・・・


そうして次に目が覚める時間は本来仕事に出掛ける時間だったりする。
あぁ・・・・・・!



昔、友人が早起きしたい時は、眠る前に起きたい時間を強く念じると
不思議と起きる事が出来る、と言っていた。
ある人からは ”寝室に窓があるならカーテンを開けて眠りなさい。
朝日が登ったら部屋が明るくなって体内時計で起きれるから。”
と言われた。
目が覚めたら布団の中で、手や足の指を握ったり開いたりと動かすと
身体の末端からの刺激で脳が覚醒する、というアドバイスも頂いた。

しかし、どの方法も芳しくなかった。

わたしの母は30年以上、目覚まし時計なしで朝の5時に
起きていた。

わたしはどうして出来ないのだろう。

そんなことを考えながら診察日。

Dr.に ”朝がどうしても起きる事が出来ません”
と伝えると
”最近始めたものですが、催眠療法、やってみますか?”
と言われた。

効果があったという方もいるのだが、なにせ始めたばかりで
データとしては不十分との事。
しかし改善に向かうかもしれないのであるのなら、断る理由はない。

” お願いします ”

と答えた。


病院内でしてもらえるのかと思ったら、CDーROMとプリントを渡された。

リラックスした状態でCDを聞くか、2回くらい読み上げるか、
最も効果的なのは、ノートに2回くらい書き写すこと。と言われた。

まず導入文というのがA4で3ページ分あって、まずリラックスしながら、
意識の階段を地下室の地下7階の目的地まで、暗示をかけながら降りていき、
ここで見たり、聞いたり、読んだりした事が全て暗示として受け入れられ
何度も繰り返す事により、さらに深い催眠に入っていく。
そして、順番に、また1階まで戻って、覚醒する。

次は睡眠制御暗示文という、A4で2ページ分の、
目が覚めればビジネスでもプライベートでも、有益な事がたくさんあって、
眠っているよりはるかに充実した時間を送る事が出来る、
だから二度寝はしない、という暗示文で構成された文を読む事になる。

ノートに書き写す事は、はじめから断念してしまったのだが
読み上げてから眠るという事は数回してみた。

しかし、猫のこぶーちゃんが膝に乗ってきたりして、なかなか集中出来ない。
1人になれる空間は狭い狭いユニットバスだけしかなく、そんなところでは
リラックス出来ない。

それでも、2回ほど読み上げてから眠った翌朝は、気のせいか、
早起き出来た訳ではないが
いつもより、すっきり目覚めた様な、そんな気もしないでもない。

しかし、集中出来ない、とか言いながら継続していない。
催眠療法というものを信じる気持ちも半々。

こんな気持ちも甘えの一種なのかなあ・・・と考えてしまう。

この日の処方

ベタナミン25mg    分2 朝2T昼1T
トフラニール10mg   分3 朝夕就寝前各1T
デパス 0.5mg      分2 朝夕各1T
ウインタミン錠      分3 朝夕就寝前各1T
アモバン 7.5mg     分1 就寝前0.5T
リタリン        分2 朝昼各1T
クリアミン配合錠A1.0 分1朝食後1T

前回と変わりはなかった。