特発性過眠症と猫と

特発性過眠症と診断された筆者の病気の経緯と、一緒に暮らしている2匹の猫との暮らしの日記。終わりたいけれど、生きなくては、とも思う心の不安定な様を不定期更新しています。

特発性過眠症、やっぱり、負を招くとしか思えないんだな・・|特発性過眠症と猫と

仕事が決まり2週間ほど働いたのだが、
結局、特発性過眠症が原因でクビになってしまった。

興味深い仕事ではあったし、自宅から30分ほどで通いやすかったし
通院の日は仕事も休みの日に当たっていたし
良い部分は多かった。
ただ、あまり多く文句は言えないと思っていたのだが
こんなわたしだからといっても
こんな待遇なのかと思うところもあった。

前職の上司に

”あなたは、まともな会社では働けないと思う。
雇ってもらえないと思う。”

と言われたが、そもそもあんたの会社がまともではない、
とはいいたいのだが、それはそれで、
私自身もまともに働けないことは、それは自覚している。

言われたそのままかよという気持ちもすごく腹立たしいのだが。


仕事がなくなった。
収入はゼロ。
家賃どうしよう。
また借金か。



起き上がれない。

お腹も空かない・喉も乾かない・
選挙・病院・洗濯・眠剤飲んで寝たい・・

病院は3週間ぶりに幾つかの薬が切れたので行った。
短い時間だったが、仕事をしていた期間、
疲れ切って、帰って来ればそのまま寝てしまったし
休みの日には起きることができずに
杏林になかなか行けなかったのだ。

この日、持病のヘルニアで腰痛がひどく
歩くのも困難だったのだが
パートナーに付き添ってもらって
やっとのこと杏林へ。

何もしたくない。体力をと思い、なんとか食べれば、
吐いてしまう。頭痛はおさまらず、
やらなければならないことはあるが何もできず
気づくとぼんやりとすわって1日たっている。

Dr.は

”あらら、ベタナミンとかしばらくやめてください
不安が増すばかりですから”

と言った。

”それだと起きれないんですけど・・”

”今は休んでください”

”・・生活・・・”

”2週間経ったら再開してください”

”・・・・”


そんなやりとりで終わった。

そう、ベタナミンリタリンを服用したところで
起きて何かすることができないのはわかっている。

ただ・・この状態から抜け出したい。
なんとか・・

特発性過眠症3周年記念|特発性過眠症と猫と

平成24年3月21日〜3月22日に
睡眠ポリグラフ検査のため、
検査入院をした。

翌月4月5日に検査結果を聞きに行き、

特発性過眠症

と診断された。

4月5日は特発性過眠症記念日なのだ。
めでたいことではないのだけれど
やけっぱち、開き直り、な感じ。


睡眠ポリグラフ検査。
検査とはいえ、生まれて初めての入院だった。



当日は、まだ子猫だった猫のこぶーちゃんを
病院に預けてから、午前中だけ仕事をして
慌ただしく、そのまま杏林へ向かう。

吉祥寺からバスに乗ったまでは良いのだが
いつの間にか眠ってしまい、
そのバスの終点まで行ってしまった。

”4時には病院に来てもらって、入院の手続きをして下さい。”

と言われていたのだが、勿論遅刻だ。
だが、時間に遅れてしまったことよりも、
こんな時にすら寝てしまう自分に
ひどくショックを受けたことを
昨日のことのように思い出す。

あれから、3年が経過した。

良くはなっているのだろうか?

薬はどんどん増えていき、
確かに、知らないうちに眠ってしまうことは
少なくなったと思う。
しかし、眠ったら起きられない苦悩、
これは全くと言ってもいいほど改善が見られない。


対処療法しかない病気なのだから仕方がないー


3年経って、やっと受け入れることが出来てきたような、
そんな気もする。

気持ちの調子が良い時は
薬が効いているのかもしれない。
逆に調子の悪い時は
薬の副作用かもしれない。
ただの怠けかもしれない。

思い悩むのだが、コントロールなど出来るわけがない、
最近、そんな風にも考え始めている。


自分なりに努力はしてきたつもりだが、
解ったことといえば

『天気の悪い日は、起きることが困難』

これだけかもしれない。


この病気とは長いお付き合いになりそうな、
そんな気がする。
喜ばしいことではないが
しかし、選ばれてしまったのだから
仕方がないのだよな・・。


特発性過眠症、4年目のスタートだ。
仲良くやろうじゃないの。

慢性的な頭痛 原因は過眠症?|特発性過眠症と猫と

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最近は朝晩は冷えるといっても、だいぶ暖かくなってきたので
ネコのこぶーちゃんが布団に入ってくる日が減ってしまった。

しかし、わたしが覚醒すると
こぶーちゃんは自分のベッドから降りてくる。

わたしが寝床を片付けていようが
まったくおかまいなしに
膝にむりむり乗ってきて、甘えん坊タイム。

膝に乗せて背中をそっと撫でていると
こぶーちゃんは喉を鳴らしながら
寝息を立て始める。

規則正しい呼吸音と温かな体温。

あっという間に1時間くらい経ってしまうのだが
この上もなく幸せな時間だ。




今月は診察予約日の木曜日、
起きてはいたのだが、家でぼんやりしていて
気づいたら到底間に合わない時間になっていた。
こんなことは初めてで、自分に呆れてしまった。

この日は諦めて、次の日の金曜日に行くことにした。


金曜日は驚くほど空いていて、
あっという間に診察室に呼ばれた。
杏林の診察日は何気に半日仕事になるので
いつもこんな調子ならいいのに、と思う。



わたしは朝に、
ベタナミン25mg 2錠とリタリン10mg 1錠を
昼にはベタナミン25mg 1錠とリタリン10mg 1錠を
服用するのだが、昼になって薬なしでも
起きていられそうな時は、少し我慢をしてでも
薬を飲まないようにしている。

しかしこのところ、朝と昼にベタナミンリタリン
服用しても眠くてどうしようもないことがあり、
そのことをDr.に報告した。


”薬、増やしますか?
んー、でも季節性のものかもしれないので、
やはり薬は増やさず様子を見ましょう”


わたしとしても、ベタナミンリタリン
増やすのは嫌だなあ・・と思う気持ちもあるので
眠気をなんとかやり過ごす方法を探そうと思った。

そのかわりに、というわけではないが
鎮痛剤のSG配合顆粒をお願いした。

なにしろ頭痛がひどい。

偏頭痛薬として、クリアミン配合錠A1.0を
処方してもらっているが、
効能書では、1回1錠、1日2~3回まで 1週間に10錠まで。
薬剤師からは1回2錠まで、1週間に2日以内といわれている。

どちらにしても服用回数に制限があるので
朝服用したクリアミンが切れてきたり、
気圧が下がったりして、頭痛がする時の為に
SG配合顆粒が必要だったのだ。
ピリン系鎮痛剤がシャープに効くので、好んでいるのだが
OTCでは種類も少ない上に高くついてつらい。



クリアミンは服用回数だけではなく
処方錠数にも制限のある薬だ。

Dr.は28日分処方してくれているのだが、
初めの頃は薬局で14日分に減らされていた。

しかし、この頃は普通に28日分調剤してくれるので、
制限がなくなったのかと思い、薬剤師に聞いてみたら

”制限に変更はありません。
 仕方がないのでそうしています。 ”

といわれた。
私は助かるが、薬剤師、それでいいのか?とも思う。


Dr.からは、SGとクリアミンとは成分がかぶるので
同時に服用しないようにと言われた。
クリアミンは偏頭痛薬の為、
独自の鎮痛成分かと思っていたのだが
調べてみると

クリアミン配合錠A1.0は

1錠中
エルゴタミン酒石酸塩     1mg
無水カフェイン        50mg
イソプロピルアンチピリン   300mg

SG配合顆粒は

1g(1包)
イソプロピルアンチピリン      150mg
アセトアミノフェン         250mg
アリルイソプロピルアセチル尿素  60mg
無水カフェイン          50mg


ピリン系としてはクリアミンの方が優れている。

薬剤師には、頭痛があまりに頻繁に起きるなら
頭痛外来に行ったほうがよいのでは、と言われた。

特発性過眠症の睡眠発作が出た時に
頭痛がする場合があるようなのだが
私の頭痛は過眠症由来なのか
別の原因があるのか
頭痛外来、本気で考えたほうが良いのかもしれない。

過眠やうつに対して薬以外にできること|特発性過眠症と猫と

以前も書いたのだが、何日も寝たきりの状態が続いたかと思うと
突如として、何の苦労もなく起きることのできる朝が続いたりする。
睡眠時間が例え3時間程であっても、だ。

そんなことをこの数ヶ月繰り返している。

一番最近では、3月4日(水)から3月9日(月)まで
ほとんどの時間を寝て過ごした。

仕事の面接に行った次の日からだった。
どうしても意欲がわかないのだ。

もうどうでもいい。意欲がわかないどころか全て放り投げている。

なるようになれば?
ならなければしかたない、それを受け入れてやっていくしかないんでしょ、
今はこの先のこととか考えられないけれど、
まともな時に考えれば、どうでもいいことなんかないのだ。
と思うのはわかっているけど、今はどうでもいい。
このまま消えてしまいたい。
と思う。

この日は最後の職安の日だったのだが、ひどい頭痛でクリアミンでは治らない。
寝起きの頭痛はクリアミンでどうにかなることが多いのだが、
日中に起きる頭痛はピリン系の鎮痛剤でないと効き目がないのだ。
若い頃から鎮痛剤とカフェイン・モカを浴びるように飲んできた代償か、
鎮痛剤はピリン系ならばやっと効く感じ、カフェイン・モカは効果なし。
ロキソニンカロナールも効かない。
市販の一般薬ではサリドンが効き目を感じられるのだが
市販薬は高価なのでそう頻繁に服用することができない。

鎮痛剤の飲みすぎが原因の頭痛もあるらしいし
横になって安静にしていたのだが、全く良くならず
出かけるなど到底無理な状態だった為、職安は日を改めることにした。

それからずるずると過眠状態になってしまったのだ。

2日間ほどであれば、飲まず食わずでトイレにもいかない、
といった状態が多いのだが、さすがに今回のように6日間だと、
水分補給や食事などのために1日数時間は起きることになる。
しかし、それが済むとまた寝床に入ってしまう。

わたしは7日が誕生日なのだが、
今年の誕生日は寝床で過ごしてしまったことになる。

・・・まあ、そんな誕生日もあるさ。

しかし火曜日の朝からは全く普通に起きることができ、
今日も家事やら就活などをこなしている。
このリズムは一体なんなのだろう。
過眠症の正体が全くつかめない。


抑うつ状態が続いた時、ブログを読んでくれた方から
色々とアドバイスをいただいた。

出来ることはしてみようと思い、
それから、むすっと無表情で過ごすのではなく
人と接するときには笑顔を作るようにし、
過眠の傾向がつかめるかもしれないと、日記もつけ始めた。
日記と言っても、就寝時間と起床時間、天気、体調、
服薬状況、大まかなその日の出来事などを記す、
といった簡潔なデータ的なものだ。
あとは一旦途切れてしまっていた、
前夜に作成する明日1日の時間割表。
時間があるときには読書もしている。

流行ったよな、自分はしなかったけれど。
と思いながら何気なく100円ショップで購入した塗り絵。
意外にもこれがよくて、上手い下手は置いておいて、集中するので
気持ちを落ち着けるのにずいぶん役立っている。

仕事を辞めてから出かける予定がある時や、洗濯物がたまった時など以外に
翌日の天候に関心を持たなくなってしまっていたのだが、
最近は、寝るときに明日の天気予報を確認し、
晴れならiPhoneの目覚ましアラームのボリュームは
半量にし、雨なら最大にするようにした。

それと目覚めに冷たいおしぼりで顔を拭くとシャキッと目が覚める、
という記事をネットで見てからは、
凍らせた手拭いを保冷容器に入れて枕元に置いて寝て
アラームに気がついたら朝の薬を服用し、
冷たい手拭いを頬やおでこに当てたり、もやってみた。
ただこれは1週間ほど続けたが、手拭いを乗せたまま
また眠ってしまうことが多くみられ、
結句、目が覚めることはなさそうだという
結論に達したのでそれからは実行していない。

今更なのだが、薬の他に過眠やうつを緩和する方法が
ないだろうかと試行錯誤している。
医学で治す方法が見つかっていない病気なのだから
自分で自分なりの改善策を見つけなくてはならないだろう。
と、本当に今更ながら痛感したのだ。

わたしは過去、6年間ほど不眠でハルシオンベンザリンロヒプノール
3錠を服用して眠っていたのだが、不眠と過眠の両方を経験してみて思うのは、
わたしにとっては、過眠の方がつらい。ということ。
私の不眠は、深刻な病状ではなかったのかもしれないが、
不眠の睡眠不足はモカやカフェイン、体を動かすことで対処ができた。

しかし過眠症の睡魔はどうしてもだめだった。
過眠の辛さの一つは、罪悪感が半端無いところだと思う。

勿論、不眠も辛いものだが、眠いという自覚がないうちに
仕事中にもかかわらず、何分か何時間かわからないが眠ってしまい、
周囲の人から気が緩んでいると思われ、上司に別室に呼ばれて
他の人の士気が下がるから、ドリンク剤を飲むとか
体を動かしたりして目を覚ますように、と注意され
そのうち根こそぎ有給を取り上げられたり、給料を下げられたり、
結局最後には解雇されたり。
不眠で会社を解雇されることはほとんどないだろう。


過眠症ってどういうつらさなの?
と人に聞かれたことは一度もないが、説明するとしたら・・・。

過眠症ではない人が、1週間徹夜をして、
やっと眠れたと思ったら3時間して起こされた。
充分つらい目覚めだが、過眠症の目覚めのつらさとはちょっと違う。

泥酔して帰宅は午前様。それから倒れるように眠り、
数時間後に強引に起こされ、眠くてだるくて
その上ひどい二日酔いで、何が何だかわからない。
少しでも動けば頭がガンガンと痛み、目があかないのに
この日は大事な会議があり、どうしても仕事が休めない・・

そんな状態にに少し近いかな?


いいことなんてちっともありはしない。

でも罹患してしまったのだから受け入れて
うまく付き合えるようになるしかないのだな、と思う。

薬が必要なのに診察予約日に起きられないなんて!|特発性過眠症と猫と

先週の診察予約日はうっかりと寝てしまって
杏林に行くことが出来なかった。

予約日の次の日も、いつも診てもらっているDr.は
診察を行っている日だったのだが、
数件分の仕事の応募書類を作らねばならず
どうしても行くことができなかった。

私の場合、リタリンを処方されているので
精神科のDr.ならば誰でもいいというわけにはいかない。
そうすると診てもらえる曜日が限られてくる。

木・金・土の3日間。

主要な薬は少しばかり余裕があったので
この週はあきらめて、来週に行くことにした。


なんとか間に合うと思っていたのだが、
エビリファイが切れた。

そして、その2日後くらいには何も出来なくなってしまっていた。

エビリファイがこんなに必要になっていたのか?

以前にもエビリファイは、活力剤として処方されていたことがあったが
これといった効果を感じることが出来なかったので、
中止してもらった、という経緯がある。

この頃の日常が、以前と違い動けるようになってきていること、
これは本当にエビリファイの効果なのか。
気持ちの問題なのか。
わたしはもしかすると、プラセボでも効果かあるのかもしれない。
などと思ったり。

どちらにせよ、情けないことだが
薬がないと生活ができない。ということにはなる。

だが次の週の木曜日も、そして金曜日も
起きる事が出来なかった。

一体何をしているのだろう。

このままでは全てのことが出来なくなる。

廃人だ。

何がなんでも明日の土曜日には診察に行かなくてはならない。


この日の夜は、ベタナミンリタリンを飲んで
起きていることにした。
眠らなければ目が覚めないということは起こらない。

起きているといっても、何もやる気が起こらないので
何もできない。

こんな時は・・・・
と考え、寝床でひたすら本を読んだ。

窓の外が明るくなってきて、
何とか今日、診察に行けそうだ・・!やった!
と思った。


土曜日に杏林に行くのは初めてだった。
どの科も見たこともないくらい混んでいた。

精神科ももちろん混んでいて、待合室の
空いた席を探すが3つほどしか目に入らなかった。

窮屈な感じでちんまりと座り、かなりの時間待つことを覚悟した。
かばんから鬼平犯科帳を出し読みながら待つことにした。
一冊読み終えるかな、というところで呼ばれた。
2時間。
思ったより早かった。


時折確認される、寝る時間と起きる時間。
無職故、不規則な生活の時もあるが、それはそれで、
平均7〜8時間寝ていると報告する。

今の環境では、薬を飲んでいながら本当に起きることができないのか
強制的に起きる用事がないから甘えて起きられないのか、
おそらく後者ではないかと思うので
それを症状としてDr.に報告するのを避けている。
甘えは薬では治らない。

仕事を始めて起きる必要があって、夜更かしをしているわけでもなく
きちんと頑張っているのに起きられない。
ということならば、迷わずDr.に泣きつくつもりでいる。

”では、お薬変わりなく出しますね”

と言われ、あ、そうだ。と思い出したことを聞いてみた。


眠剤は何のために服用するのでしたっけ?”

眠剤がどうしても余るので、果たして必要なのか疑問に思っていた。

Dr.は処方内容に目を通して

”この場合夢を少なくするため、ですね”

と言った。

なるほど、そういえばいつも一晩に沢山の夢を見て、
起きてからも5つ6つと夢を覚えているのだよな・・
大概嫌な夢で、バカにされて、責められて、
不条理なことを押し付けられて、黙っている。
自分は何もまともなことが出来ないんだ・・
と腹が立って悲しくなる。
そんな夢ばかり。

飲まなくても眠れるが、なるべく飲むようにしよう、
と思った。
嫌な思いは少ない方が良い。



近頃歯医者へ通いだした。
3ヶ月に1度はクリーニングにいっているのだが
それとは別に通っている。

たびたび被せ物が外れるのだ。

ここの歯医者には15年ほど通っていて、
今の口腔内は全てこの歯医者で作ってもらったもの。

もともと通い始めた頃から言われていたのだが、
噛み締めが強く、ストレスが強い時には歯ぎしりなどもしていて、
ひどく歯がぐらついていた。
ぐらつくなぁ・・と触っていると、
乳歯みたいにポロっと取れてしまうのではないかと
不安を感じるくらいだ。

わたしは歯の根っこのあたりの骨が激しく起隆してしているのだが
これは噛み締めが強い証拠だそうだ。
糸切り歯は普通とがっているものだが、わたしはずいぶん昔から
すりへって平らになっている。

歯ぎしりは自分の出す音で目が覚めることもあり
歯の磨り減りも激しく、マウスピースを作らされたりした。

この数ヶ月、歯ぎしりも自覚がないし、
と思いマウスピースをつけていなかったのだが
被せ物が次々と外れる。

どうやら噛み締めが強すぎて、歯の位置が少しづつずれてきていて
それで被せ物がはずれてしまう、ということらしい。
噛み合わせも変わってきていて、
負担のかかる歯が虫歯でもないのに痛んだりしている。

前に作ったマウスピースは合わなくなってしまったので、
新たにマウスピースを作り、はめて寝るようにと言われた。

調節をしてもらっているが、このまま歯の位置がずれ続けるようなら
矯正するしかないと言われてしまった。

たしかに起きている時、無意識に歯をぎゅっと噛み締めていることが
よくあって、気がつけば顎を緩めるのだが・・
寝ている時には歯ぎしりはしていなくても、
加減のない強い力で歯を噛み締めているのかもしれない。


お金のかかる身体だな・・と苦笑いをする。

しかし、過眠症の薬がフルに揃って2日。
気持ちの問題かもしれないが
それでもいい。
気力のある日々が得られたこと、これは嬉しい限りだ。
 

眠りの波 凪と時化|特発性過眠症と猫と

木曜日の夜から日曜日の夜まで、
ほぼ3日間眠ってしまった。

枕元に置いてあるベタナミンリタリンなどの
朝服用の薬、それを寝床で飲むための水は、
木曜日の夜に用意をしたそのままで、
日曜の夜まで手付かずだった。

猫のこぶーちゃんも、多くの時間を
わたしの寝床の中で過ごした様だった。

こぶーちゃんは、わたしが寝ていると
掛布団を鼻先でクイッと上げて
一人で勝手に布団に入ってきたりもするのだが、
大体の場合、わたしの枕元で小さくミャアと鳴く。
その声がすると、わたしが掛布団を少し持ち上げ
こぶーちゃんが中に入りやすいように、
入り口を開けてあげることとなっている。

この動作は、深く眠っている時にも
やっているようで、我ながら感心してしまう。

こんな風に無意識の状態でもアラームが鳴ったら
ひょいと薬を飲む、なんて事が出来るようになればいいのに。
と思う。



日曜の夜に起きてからは、シャワーを浴びたり
洗濯物をたたんだリお裁縫をしたりして
朝まで起きていた。
いろいろなことをしても、
まだまだ時間がたっぷりある、ということは
嬉しい。
普通の人はこんな暮らしをしているんだな、
これが当たり前なんだよな・・・
とちょっと羨ましくなったりもする。
わたしは眠ることは大好きなのだけれど、
やっぱり時間が欲しい時もある。

この日は、やっと夜になったので1時位に就寝した。

次の日の朝は4時に目が覚めた。
アラームが鳴ったわけではない。
ただ目が覚めてしまったのだ。

3時間しか眠っていない・・と思い
もう少し目を閉じていることにしたのだが
どうしても眠れない。
4時まで頑張ったが、無理そうなので
諦めて寝床から出ることにした。




2ヶ月前くらいからだろうか?
ずっとこんな調子なのだ。

さすがに3日間眠ることは稀だが、
1〜2日間眠ることはしょっちゅうで
そして、その後は1日3〜4時間眠れば
自然に目が覚めてしまう日々が
数日間続く。

これの繰り返し。

自然に起きる事の出来る数日間は
過眠症は治ったのかもしれない・・
と嬉しくなるのだけれども
その後にはやっぱり尋常ではない眠りが
底なし沼のように存在し、わたしを待ちかまえる。


ただ、ジェイゾロフトエビリファイ
わたしには良い方向に効いているようで
最近は抑鬱、無気力が少しずつ改善されてきている。

なので起きていることは苦痛ではないのだが
この眠りの波はいささか不快だ。

仕事を始めたら改善されるだろうか。

診察日 再びエビリファイ|特発性過眠症と猫と

1月、今年初の診察日。

最近は抑鬱の症状はかなり改善したのだが
しかし今ひとつ無気力というのか、
やる気が出ないというのか
動きが鈍いことは改善されない。

朝起きられないことも多い。

そんなことをDr.に相談すると

”またストラテラを出しましょう”

と言われたので、慌てて、

”効果を感じられなかったので”と言うと、Dr.は

”量が少なかったから、増やせば改善するかもしれません”

と言う。正直に

”・・ストラテラは薬価が高いので、それは厳しいです・・・”

と言うと

”ならばリタリンも出ているし、あとはエビリファイくらいしかないね”

と言われた。

エビリファイも以前、錠剤・内容液と服用した時期があるが、
結局は効果を感じられなくなって服用をやめた。
なのに又・・・?
とは思ったが、エビリファイしかないと言われると
要りませんとは言えずに、以前とは状態も異なるし、
もしかしたら効果があるかもしれない。と前向きに考えることにした。

そしてエビリファイOD錠3mgが処方された。

OD錠(口腔内崩壊錠)は水を飲まなくても口の中で溶けるように
設計された薬なのだが、舌下錠などとは違って、
口の中で吸収されるように設計された薬ではない。
よって、きちんと唾液で飲み込む必要があるし、
すぐに溶けるからといって早く効くわけではない。
なのにどうしてODなのか。
薬価は変わらないので、まあ、いいのだが・・

わたしは目覚ましのアラーム音になんとか気が付いても
寝床から出られないことが多いので、
朝に服用する薬
ベタナミンリタリンコントミン・クリアミン・ジェイゾロフトデパス
これらを前夜、シートから出しケースに入れて、
サーモスの水筒に入れた水を枕元に置いて眠る。
これらの薬は、本来朝食後の服用なのだが
朝食を取れるなら薬なしでも起き上がれるのだし。
という理由で目覚めたら服用できるようにしている。
サーモスの水筒は水と氷を入れておくと
保冷・保温に優れているから、翌朝にも氷が残っていて、
夏は美味しくて気持ちがいいし、冬はシャキッとする。

寝床で横たわったまま薬を飲み、30分ほど横たわっていると
目が覚めてくる。
もちろん薬が枕元にあっても手が届かない日もあるのだが、
この方法にしてから随分と薬を服用できる日が増えた。
アラームが聞こえない日はどうすることも出来ないのだが・・


特発性過眠症になって気圧に敏感になった。
天気の悪い日は起きることが困難だし、何しろ頭痛がひどい。
特発性過眠症は眠りから目覚めた時に頭痛を伴うことが多い、
と言われている病気だが、気圧と関係するのかはわからない。

『頭痛〜る』というiPhoneのアプリがあったので
ダウンロードしてみた。気圧に左右される人は思いの外多い様だ。

このアプリは、1日の気圧の変化と天気がグラフ化されており、
いつ頭痛があったかなどコメントが入れられるようになっている。
このアプリが正しいのか不明だが、わたしは気圧が下がる時には頭痛が起きる、
という傾向にあるようだ。

体調管理に使えそうな気がするが、
どのような対処をしたらいいのかわからない。



年末年始と、猫のこぶーちゃんと実家に帰ったのだが
寝ているか飲んでいるかのどちらかだった。
迷惑、心配はかけたくないのに、
信頼し大切に思う存在に限って最大限に甘えてしまう。
図々しいなあ。
これこそ甘えだよな・・・と情けない気持ちでいっぱいになる。

もっときちんとしなくては。